作曲がしたい。歌が歌いたい。楽器が弾きたい。耳コピがしたい。
音楽を始めたい!と思ったら、まずは「楽典」を学びましょう!
「楽典」とは、いったい知識なのか。なぜそんなに重要なのか。
この記事では、「楽典」について解説していきます!
音楽のスタートを学びたい!
「作曲がしたい!」「歌が上手くなりたい!」「楽器が上手くなりたい!」
趣味で始めた音楽の知識やスキルを、より深く早く吸収したい!
音楽を理解しようとしても、楽譜が読めない、理解できない!
「楽典」って言葉の意味が知りたい!
もくじ
楽典は「世界共通語である楽譜」を読み解く為の学問
「楽典」は「楽譜」を読み解くための知識をまとめた学問です。
そして「楽譜」は、国境を越えた世界共通言語です。
楽譜上に書かれた情報は、国がどこであれ、全ての音楽家に同じニュアンスで伝わります。
楽譜上に”f(フォルテ)”と書かれれば、音楽家はみんな「強く」楽器を奏で、”#(シャープ)”と書かれれば、全ての音楽家が音程を半音上げて演奏するのです。
「楽典」は、f(フォルテ)やp(ピアノ)などの「発想記号」や、五線譜のルール、音程の読み方、調、拍子、音名、音階、などを、一冊の”辞典”のように、簡潔で的確にまとめ上げています。
(コードネームやスケール等が含まれることもあります。)
“世界共通語”である「楽典」は、実は学びきるまでにそれほど時間を要しません。
1週間も集中すれば、頭からおわりまで、読み切ることも可能です。
音楽の歴史は何世紀にも渡るのに、「楽典」は他の語学に比べて、かなり容易に学びきることができ、少しコツをつかんでしまえば、すぐにマスターできる奇跡の学問です。
こんな素敵な学問、学ばない手はありません!
まずは一度、教材を是非手に取ってみましょう♪
音楽に楽典の知識は必ず必要!
音楽は「楽譜」によって可視化して、その勉強や議論を進めます。
どんな学問もそうですが、音楽においても、学んだり議論したりする際は、可視化して行うことが一番有効です。
音楽は、何世紀にも渡って、今の形を模索され続けてきました。
数えきれいない音楽家達の努力と魂が、今の音楽の芸術性と多様性を確立したのです。
「楽譜」は、何世紀も前の音楽家が残したメッセージを、今なお読み解くことのできる奇跡の形式です。
そして「楽典」は、「楽譜」を読む際にそのルールを簡潔に示した学問です。
演奏でも作曲でも、音楽を始めようと思ったら、どこかで必ず、昔の音楽家から学ぶ時がやってきます。
音楽を始めようと思ったら、まずは「楽典」という知識を持って、楽譜を読めるようにするところからスタートしましょう!
もし、音楽の知識が全くない状態で、誰とも相談することもなく、耳と感覚だけで作曲をしたら、どういうことが起こるでしょうか。
例えば、「和音」という概念がなかった時代に生まれた音楽が、「グレゴリオ聖歌」というものでした。
その時代に作られた楽譜が、「ネウマ譜」というものなのですが、これを開発して一生が終わることでしょう。
もしくは、和音をひたすらに開発していた時代。
フーガはバッハの一生をかけて探求された形式でした。
きっとあなたは、これを開発して、一生を終えるでしょう。
音楽は、その歴史を振り返ると、偉大な音楽家が一生をかけて残したセオリーに溢れています。
音楽というものは、その歴史の上に成り立っているのです。
どんなジャンルでも必要?
こんな方は、楽典を改めて学ぶ必要がないと感じるかもしれません。
- 吹奏楽部など、演奏活動を活発に行っていて、楽典が自然と身についている方。
- ある特定のジャンルで、PC上でしか音楽を絶対に作らない方。
- PCが得意で、自動作曲などを多彩に活用して作品を作る方。
- 耳コピ能力に長けていて、楽譜を絶対に使わない方。
作曲家や演奏家の中には、こういった方も実際にいらっしゃると思います。
ただ、知識が偏っていたりすると、他の音楽家とやり取りをする際に、かなり回り道をすることにも繋がります。
また、どちらにせよ音楽を学ぶのであれば、「楽譜で音楽を目で見る」知識を付けられた方が、確実にスピードアップにつながると思います。
そこまで時間はかかりませんので、ジャンルは何にせよ、まずは「楽典」を学ばれることをお勧めします。
書面ではなく「直接の伝承」によって受け継がれ続けている音楽をされている音楽もあります。
日本のある特定の地域にある民族音楽がそうであったり、「ジャズ」もかつては、「楽譜が読めない」人たちによる「耳コピ」の音楽でした。
ただ、それにも理由はあって、「歴史的な伝承の習わしに従う」というものや、「教養のない奴隷だった黒人が、生きるために必死でマネして音楽を始めた」といったことが背景にあります。
今は情報化社会です。一般教養もこの日本では保障されています。
今の日本で、「音楽の基礎を学ばない」選択をされる方の多くは、「ただ面倒だから」という理由が多いような気がします。
今音楽を始めるなら、ちゃんと一から学びましょう。
楽典を学ぶのは難しい?
「楽典」は、実は学びきるまでに、一週間も集中すれば、一度頭から終わりまで一周することが可能です。
何世紀にも渡る音楽の歴史とは裏腹に、マスターするまでにほとんど時間を要さないのです。
また、ジャンルによっても頻繁に出てくる知識や、ほとんど必要のない知識も存在します!
読み進めていきながら、導入だけを見てみて、次の知識の吸収へ進んでも全く問題ありません。
音楽を進める中で、「これって何だろう?」って思ったときに、また「楽典」の教材を辞書のようにして開けば、自然と知識が身についていきます。
まずは一度、教材を是非手に取ってみましょう♪
楽典を学ぶ2つの方法
楽典は、講師につかなくても自身で勉強しきれるほどシンプルな内容になっています。
もちろん得意不得意もあると思うので、まずは教材に目を通してみて、難しければ、近くの音楽をたしなんでいるの友人や、教室へ頼ってみるというのも手だと思います。
学ぶ教材としては、以下の2つがあります!
オンラインの無料サービス
教材から、自己チェックのための問題集まで、何と無料で公開しているページが存在します。
内容は大変シンプルですが、必要最低限の情報が簡潔にまとまっているので、導入としては大変心強い教材です。
一度是非チェックしてみてください!
洗足オンラインスクール・オブ・ミュージック(外部サイト)
洗足学園音楽大学が運営するページ
教材でより深める
楽典教材のスタンダードはこちら!
簡単に知識が身につくように作られた教材も!
楽典で音楽のスタートを切ろう!
音楽のスタートダッシュをきるため、「楽典」の知識をまずは取り入れておきましょう!
「吹奏楽部」や「習い事で楽器をしていた」方も、隅々まで知識が漏れが無いように、是非チェックしておくことをお勧めします。
基礎知識を持って、素敵な音楽家を目指してください!
また、音楽の基礎を学んだら、その次はどのようにしたらいいのか、こちらでさらに解説しています!
目的別に、是非ご覧になってください!