耳コピ3要素

耳コピがなかなかできない、そこのあなた!

自称「耳コピバカ」の筆者が教える「耳コピに欠かせない3つのスキル」と、「それらをバランスよく究める方法」について伝授いたします。本記事を読めば、あなたも耳コピマスターになれますよ!

耳コピするのに欠かせない3要素

では早速、見ていきましょう。

わたしが考える「耳コピに必要な知識・スキル」は以下の3つになります。

  1. 音感
  2. 音楽理論
  3. コード(和音)

どれも大切な要素ですので、1つずつ詳しく解説していきます。

音感

まず、耳コピするのに必要なのは「音感」です。この言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、簡単に言うと、耳で聞いたいろいろな音が「ドレミ」の音のように聞こえる感覚のことです。わたしももちろん音感を持っていますが、持っていればいるほど耳コピするのに有利なものといえます。

よく、「音感は特殊な能力」だと思われがちなのですが、音感は誰もが生まれながらにして持っており、誰もが身につけられるものだそうです!

したがって、音感を鍛えることで、聴いた時に「この音はドの音だ!」とわかるようになります。

Megumi
「身につける年齢が早ければ早いほどスキルは上がる」と言われていますが、遅いスタートだったとしても、これから書いていくようなことを実践していけば、少しずつ身につくものだと思っています。最初は難しいと思いますが、希望を捨てずに頑張りましょう。

音楽理論

次に大事なのは「音楽理論」です。前の記事にも少し書きましたが、簡単に言うと、「ドレミ」などの音名や、音符・休符の種類、拍子の種類など楽譜を読むのに欠かせない知識をまとめたもののことです。

他のブログでも、「耳コピするなら音楽理論を知ることが大事」という記事をよく見かけるのですが、なぜ大事かというと、耳で聴いた音とドレミだけでは音楽は成立しないからです。

音楽の3要素と呼ばれているのはリズム・メロディー・ハーモニー。この3つが揃わなければ、あるいはどれかが欠けていたら、音楽は成り立ちません。

(※例外として、現代音楽などはどれかが欠けている状態のものが多いですが、ここでは割愛しますね。)

そのため、聴いた音が「どういう音で、どういうリズムで、どういったハーモニーで聴こえているのか」が瞬時にわかるようになるには、音楽理論の知識を知っておかなければなりません。

Megumi
理論と聞くと、なんだか難しい…と感じる方も少なくないでしょうが、今後の記事では、ピアノで耳コピするのに必要最低限の知識を、実践を混じえながらわかりやすく解説していきます。

コード(和音)の知識

3つ目に必要になるのは「コード(和音)」の知識です。

実はコードは、先に書いた音楽理論の中に含まれる知識です。ですが、わたしはあえて抜き出して書いています。 耳コピをする上で「リズムやメロディー」と「ハーモニー(コードがこれにあたります)」は分けて考えた方が良いと考えたからです。

なので、このブログ内では、「音楽理論」は、主に「リズムやメロディーに関わる知識」として書き進め、それとは別で「コード」の知識を書いていこうと思っています。ご了承ください。

さて、本題に戻りましょう。

コードとは和音のことで、簡単に言うと、音が3つ以上綺麗に重なったことで作られる音の塊のことです。

先に書いたように、音感を身につけ、リズムやメロディーの知識を押さえて耳コピすることは、練習を重ねていけば、さほど難しくなく身につけることができます。

でも、コードを耳で聴いて判断するのは、容易いことではありません。というのも、1つの音を聴いてドレミの何の音か判断するのが最初のうちは難しい…という人もいるのに、音が2つも3つも重なった状態で聴き取るのは、とても大変なことです。

しかし、コードを聴き分けられるようになると、他の人に比べてより質の高い耳コピができるようになるので、耳コピ上級者になれるでしょう。また、コードとコードのつながり(これを「コード進行」と呼びます)を上記の音楽理論と合わせて勉強していくと、次に来るコードがある程度予測できます。よりスピーディーにコードが聴き取れますよ。

Megumi
いかがでしょうか?上記の3要素をバランスよく究められれば、耳コピ上達への道は近い!とわたしは考えています。

3つをバランスよく究めるためには

それでは、これら3つのスキルや知識をバランスよく究めるには、どうすれば良いのでしょうか?

何よりも実践が大事!

答えはこれに尽きます。

どんな知識を詰め込むときも、自分自身がその知識を「理解できた!」と強く実感することが大切です。その「実感する」ことを1番良い形で助けてくれるのは、何よりも「実践する」ことだと考えています。

音感は、実際にたくさんの音を聴きながら身に付けるのがもちろん良いのですが、音楽理論もコードの知識においても実践しながら身に付けるのが大切です。

例えば、実際にピアノやキーボードなどで弾いて確かめながら勉強していくと、体の中にだんだんと音と知識が結びついてきます。その方が、身につくのが早いのです。

それに、知識知識…といって本だけ読み続けて頭に詰め込むよりは、実践しながら詰め込む方がわかりやすいですし、なにより、楽しめながら学べると思うのです♪

したがって、実際にピアノで音を出しながら上記3つの要素をバランスよく学ぶことによって、耳コピのスキルは格段に上がります。

Megumi
ピアノがお家にない場合、他の楽器(ギターなど、複数の音を同時に出せる楽器が望ましい)でももちろん代用できますし、今やスマホやタブレット端末向けにキーボードのアプリが無料で手に入る時代。より身近に、より手軽になったと感じています。どんどん活用してみましょう!

3要素がつながりを持てる!

同時に、音感を身につけた上で、音楽理論の勉強時に頭の中で音を鳴らしながら考えることだってできますし、コードを弾きながらコード進行を学ぶことだってできるのです!

以下に、それぞれの3要素の関係を図式にしてみました。

耳コピに欠かせない3要素の相互関係
Megumi
音感を身につけながら音楽理論やコードの勉強がはかどるし、音楽理論やコードで学んだことを、実際に音を出して確かめていくことで、自分が知ったことを身体の中に覚え込ませると、音感も鍛えられていく…切っても切れない関係なのですね!

このように、ただバランスよく学ぶだけではなく、この3要素が、お互い良いつながりを持っているとわたしは信じています。

まとめ

さて、ここまで色々と書いてきましたが、耳コピに必要なスキル・知識について、いかがでしたか?

色々と書きましたが、先述の通り、まずは実践してみないことには始まらないと思いますので、次回の記事から早速耳コピを始めてみましょう!

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